カラビナ破損事故に関するお知らせ

 2001年12月14日発行のDHVテクニカルノートによると、「AustriAlpin」製カラビナ、「PARAFLY AUTOMATIC・ニッケルクローム仕上げ」がテイクオフの際に破損した、との情報が告知されております。オリジナルの情報は下記をご覧ください。

http://www.dhv.de/english/sicherheit/index.html

 この件につきまして、各方面より問い合わせを多数頂いております。つきましては下記の通りお知らせいたしますので、適正に対処していただきたく、お願い申し上げます。

1.(株)ラ・ムエッティはAustriAlpin製のカラビナを販売しておりません。弊社を通じてお買い上げいただいたカラビナには、今回の破損事故があったカラビナは含まれておりません。

2.弊社が取り扱っているカラビナに、今回の破損事故を起こしたものと類似した製品があります。このカラビナ「STUBAI製 FLY AUTOMATIC」につきましては、メーカーに確認したところ、全く別の製品であるので問題はない、との回答がありました。以下にその見解を引用します。

We have been informed by DHV about the problems with the carabiners manufactured at AUSTRIALPIN.
According to the informations published by DHV the problem occurred on a AUSTRIALPIN carabiner with a special coating and the reason was this coating in combination with the aluminium used for this carabiner.
We can confirm that we never used this kind of coating and therefore STUBAI FLY AUTOMATIC can be considered not to be involved in this kind of problems!

Kindest regards

Peter Muller
STUBAI BERGSPORT

要約:DHVから発表されたAUSTRIALPIN製カラビナの事故については、特殊な表面処理とアルミニウム合金の組み合わせが原因です。STUBAI製FLY AUTOMATICは、この表面処理は採用していないため、今回の事故との関わりはありません。

3.APCO社が製造・販売しているカラビナ、「プレスゲートカラビナ18KN」も形状が似通っております。このカラビナについてもAPCO社より、今回の事故で問題になった表面処理は用いていない旨の発表がありました。

4.過去、カラビナの破損事故は幾度か報告されております。カラビナのメーカー/材質/形状には関係なく、カラビナが破損する可能性はあります。

安全性確保のため、カラビナは定期的に交換してください。

グライダーまたはハーネスを買い換える際には、カラビナも同時に交換しましょう。

ラ・ムエッティのホームページへ戻る

jlmkashiwa@excite.co.jp